[思考] 団体内の配慮のバランス
最初に、モデル化(単純化)したものなので、全ての現実がここに当てはまる訳ではない事を断っておく。

団体内の配慮のバランス図
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赤集団は、周囲の心情は気にせず盛り上がる人達だ。例えば飲み会で、他人がついていけない話題を延々と続ける人。

紫集団はその場の雰囲気についていけなかったり、面白くないと感じていたりする人達だ。例えば飲み会で、「その話題分からないよ・・・」と思いながら黙っている人。また、少し次元が違うが、団体に疎遠になっている人もここに入れた。

青集団は、緑集団と同じ事を感じながら、「他の人も困ってるな」と察知してフォローする人達だ。例えば飲み会で、「その話題は分からない人が居るから、別の話題に変えない?」と言ったり、寂しそうにしている人に話しかけたりする人。

緑集団は、周囲の心情に気を配りながら盛り上がる人達だ。例えば飲み会で、その場の話題に参加しつつ、つまらなそうにしている人を見たら話題を変える人。

ある個人は、常に同じ色に属するとは限らない。ある時は赤集団の人が、別の時は青集団の行動をしている事もある。また、例えば目に見える状況-飲み会等では緑集団に属する人が、目に見えない状況-集団に疎遠になっている人が感じている事に対しては赤集団に属する事もある。

赤は悪者ではない。楽しんでくれる人が居なければ何も始まらない。ただし、団体全体として配慮のバランスが悪いと、つまり、この図で左下寄りだと、疎外感を感じる人が増える。お互いに配慮をするよう意識をする事により、全体的に右上にシフトできる。右上にシフトする事のメリットは三点。

1.団体内で、疎外感を感じる人が少なくなる。団体の居心地が良くなる。
2.団体から離れてしまう人が減少する。
3.全員の盛り上がり(楽しめたかどうか)の平均値が上昇する。


また、赤、緑、紫、青、お互いに話し合い、どう考えているかを知った方が良い。緑と青の意思疎通がないと、チグハグになったりする。


次に、ある人が、周囲にどれだけ気を配り、どれだけ楽しめるかの曲線を次に示す。
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周囲に配慮をするほど、曲線上を右に辿る。つまり、配慮に追われるようになる。逆に、周囲を見気にしなくても良い状況ならば、曲線上を左へ行き、楽しめるようになる。同じ状況の中で、どこまで右へ行けるかが、その人の配慮力である。つまり同じメンバーで何度か同じ事を同じように遊ぶとして、配慮をしようとしない人は、いつも左に居るし、配慮が出来る人は、いつも右にいる事になる。

ところで、自分と合わない遊びもある。その場合、元々楽しめないので、最初から「盛り上がり」は低い。例えば、格闘ゲームを楽しめない人が格闘ゲームやった場合。

配慮が出来る人は楽しめないのか?・・・そんな事はない。周囲が配慮を必要とする状況でなければ、十分に楽しめる。普段は周囲を見てしまって楽しめない人でも、ある時とても楽しめた経験は無いだろうか。そしてそれは、安心して楽しむことに没頭できる状況だったのではないだろうか。

例えば集団の中に配慮をする人が一人しかいないとしよう。そうすると負担がのしかかり、彼は楽しめなくなる。しかし、お互いにちょっと配慮しあえば、彼も楽しめる。だからと言って、全員が楽しくなくなる訳ではない。曲線の左側には余裕があるのだ。

それから、配慮に慣れてくると、曲線は右に寄ることになる。
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英語を習うのと同じように、配慮も覚えてしまえば、特に頑張らなくてもスンナリ自然に出来るようになる。「当たり前」に配慮できる範囲が広がる。多くの人が配慮を出来るようになれば、それだけ楽しみの平均値が向上するのだ。そして配慮をする大切さを知るサイクルが出来上がれば、その集団はずっとずっと良くなっていくに違いないと思うのだ。



[ 編集メモ ]
説明に、見えないところで働く配慮バランス追加。例えば企画に参加した人と参加できなかった人とか。
高度にバランスが取れる状態を提示。個人で全てにはなれない。バラバラな位置に居る人たちが、それとなく連携すること。
バランスが悪い状態だと、バランスを取ろうとする人に負担が行くこと。例えば飲み会で赤が10人、紫が5人、青が1人の時とか。
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by syatin | 2007-03-07 10:45 | 考え事整理
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